お知らせINFORMATION
2023.02.12 お知らせ全国共通テスト総評(3教室共通)
1月31日から2月7日にかけて全国共通テストを実施いたしました。
教室生さんは、全体的に良くできた結果でした。
特に印象深いことは、出席率、宿題実施率の高いお子さんは全国共通テストでも力を発揮できた子が多かったことが挙げられます。
考えられる理由は・・・
『いつもの学研教室のプリントの問題と変わらない問題』であったということです。
学校ではおそらく出来ているようで、学研教室では解けないという問題はここにありました。全国共通テストの問題は学研教室の問題です。つまり、高い基礎学力の解答が求められました。例えば、算数では、途中式を書くこと、小数点のついた割り算では余りの数にも小数点をつけることなどです。
国語では、ローマ字は今回はありませんでした。慣用句、ことわざが比較的多く出題されていました。
いつも学研教室で規則的に来室し、出題された枚数をこなしていることが全国共通テストの対策学習となっていました。
教室の出席率が多いお子さんは、教室で似ている問題の数をいくつか経験し、悩んで解いているため、お子さん自身がパターン化できており、正答もしくは正答に近い解答を書いてくれていました。つまり、『直し』など教室で100点になるまで何回も取り組むみ、問題の内容が頭の中に残った状態で指導者に採点、質問をしているので教室での学習経験値が上がり、記憶として定着しやすくなっていると感じました。
普段の教室の何気ない子どもとの会話の中で、
「この問題は先生とやったことがある!」「この問題は難しかったけれど、できたから先生に誉めてもらった!」「ここは得意だから、友達に教えたことがある!」「ここは一人で考えたらできた!」
などの言葉を私たちはよく聞きます。自分の成功体験を語ることは子どもたちは好きです。そして「〇〇さん(くん)、すごいね、さすがだね。よく頑張ったね」と返事をするのが私たち学研の先生の仕事です。それも成功体験の1つとして『うれしい』という感情と記憶を結ばせます。そこが勉強の内容ではない対話のある学習のメリットです。
以上のように、今回の全国共通テストの実施において採点をしながら、「直接対話型学習と習慣化と継続は大切」と強く感じました。ついついコロナ禍で休みがちになっているお子さんにはそれなりの結果となってしまったのは残念でした。週2回の来室は大変ですが、揺るがない学研教室のスタイル週2回!は意味があることを改めて実感いたしました。
最後に、
全国共通テストは学研教室本来の”できるところから”学習するスタイルとは異なり、当該学年の出題形式ですが、学校での既習の範囲です。教材を選び、準備をする我々にとって、お子さんの定着度が分かり貴重なデータとなりました。
いつも通りの学習をすることは大事、でも、たまには子どもの可能性を信じ、少し背伸びした教材提供も悪くはないかも…と、これからも一人一人、再考しながら学習準備を進めていきたいと思います。