生徒さん専用STUDENT(みかりば教室)

2024.03.10 みかりば教室全国共通テストの点数が悪かったときの声かけ(3教室共通)

保護者のみなさんへ

全国共通テストの結果(1/29~)が今週3/11~返ってきます。

結果が良かった場合は誉めることができます。多いに日頃の頑張りを喜んでいただけると思います。

が、しかし、

『思ったより結果が悪かった時の声かけについて…』はどうでしょう。

お子さんの非認知能力を伸ばすために、適切な声かけをすることで、子どもの自己肯定感や学習意欲を高めることができるチャンスになります。NGなのは、「どうしてできなかったの?」のように否定から入ることです。なぜならお子さんはみな、テスト時は真剣に集中して取り組んで受験していたからです。その真剣さを裏切らない言葉がけをお願いいたします。

★どんな声かけがいいのでしょう。

1.まずはテスト結果を持ってきたことに感謝:

見せない場合があります。しぶしぶでもきちんと見せることができる素直さは”かわいらしさ”として受け止めてください。「よく勇気を出して見せてくれたね」「頑張った結果だよね」と誉めてください。

教室としても受験料をお支払いしてもらって受験していただいたのに、お子さんが叱られるのは本望ではありません。あくまでも学習達成度の確認です。

万が一、見せようとしない時は「そろそろ、テスト返却される頃だよね、悪くてもいいから、結果が知りたいな。もし、返ってきたら見せてね。」と伝えましょう。

2.理解と共感:

「テストの時はできなかったけど、今ならできるかな。」など、子どもの気持ちや状況を理解し、共感することが大切です。ほかには、「テストの結果が思ったより悪かったね。でも、テスト前にしっかり勉強出来ていたよね。だから、がっかりする気持ちもわかるよ。」と頑張りを評価し、理解を示します。

3.努力も評価:

結果だけでなく、子どもの努力や取り組みも評価しましょう。「点数は良くなかったけど、毎日コツコツと勉強してたよね、宿題もがんばっているのも見ていたよ。努力を続けることが大切だから、これからも頑張ればいいよ。」「毎日しっかり勉強していることのほうがよっぽどすごいことだと思うな。」と誉めることで、子どもの前向きな努力を引き出します。

もし、努力が見られなかった場合は、「テストは毎日の勉強の結果だよ。毎日勉強していたら、きっともっといい点数だよね。本気出せばあと何点とれていたかな?」と子どもに期待を信頼を寄せることで、お子さんを否定していないことを認識してもらいましょう。

4.目標設定と計画立てのサポート:

子どもと一緒に目標を立て、具体的な計画を立てる手助けをしましょう。「次のテスト(再テスト・検定試験)までに目標の点数を決めてみるといいよ。その点数を取るためにどんな計画を立てる?-一緒に考えてみよう。」と子どもと協力して目標を設定し、励ましましょう。計画の仕方や目標の設定の仕方は学研教室に非認知能力育成スキルとしてのノウハウがありますので、必要な場合はお知らせください。(最新のツールがあります。お問合せは教室まで。)

5.信頼を示す:

子どもに対して信頼を示すことも大切です。「テストの結果は大事だけれど、成績だけでなく、他にも得意なことや努力していることがたくさんあるよね」と伝えて、子どもの自己効力感を高めましょう。

6.勉強の方法を見直す:

お子さんの特性に応じた勉強法は何か、を客観視し、インターネットやSNSなどの情報を活用し、お子さんにあった勉強法を見極めるきっかけにしましょう。注目すべき点は「継続しやすいこと」と「お子さん自身が決めること」「やってみて良くなかったら改善することorその方法を辞めること」(やりぬく力、回復力、柔軟性)です。

●今年の全国共通テストは学年相当級ではなく、学力相当級で受験していただきました。昨年と同じ級のケースもあります。お子さんを肯定できることのほうが多いでしょう。それでも思わしくない時には上記のようなことを念頭にいれて、どんな言葉をかけようか、一歩止まって自己肯定感を下げないように努めていただけたらと思っております。

全国共通テスト結果は学習内容進行の指針として活用させていただきます。

“努力賞”と”がんばりましょう”のお子さんは再テストを検討中です。